大腸内視鏡検査

このガイドは、大腸内視鏡検査(Colonoscopy)を受ける患者のための案内です。

大腸内視鏡検査 (Colonoscopy) って何?

大腸内視鏡検査は、大人の指ぐらいの太さの細長い管の先端に、内視鏡を装備した医療機具を使用した検査です。直腸から結腸へ管を挿入して大腸の内部を観察し、異常や病変の有無を検査します。内視鏡検査により、見つかった潰瘍や炎症またはポリープなどが、良性か悪性かを確定診断することができます。また、病変のある組織の一部を採取し病理学専門の検査室へ組織検査を依頼することもあります。但し、組織検査をする場合でも、必ずしも癌であるとは限りません。また検査中、必要に応じその他の医療処置を行う場合もあります。

大腸内視鏡検査は45分程度ですが、処置前の準備と処置後の回復室での安静を要する時間を含め、Medical Procedure Unit(MPU)での所要時間は3時間ほどかかります。

検査前日の注意

検査の1週間(7日間)前から:アスピリンや次の抗炎症剤は、内出血を起こしやすくするため服用しないこと:Aspirin、Anacin、Excedrin、Advil、Ascriptin、Motrin、Aleve、Bufferin、Naprosyn、Anaprox、Ecotrin、Nuprin

また、服用中の処方箋が抗炎症剤かどうか不明な場合は、看護婦や医師に確認してください。また、服用中の処方箋が抗炎症剤かどうか不明な場合は、看護婦や医師に確認してください。Coumadin (Warfarin) やその他の血液を薄める薬を常用中の場合は、その旨を必ず看護婦に伝え、適切な指示を受けてください。鉄剤は服用しないこと。

検査前日の準備

  1. 朝食は普通に食べ、午後からは絶食します。ただし、液体(スープなど)は食べてもかまいません。
  2. 昼食、夕食には次のような透明な飲み物を飲みましょう:
    * 水
    * (透明な)アップルジュース
    * 白いグレープジュース
    * ブラックコーヒー
    * ティー
    * レモンかライムジェロー
    * チキンかビーフコンソメ
    * レモンかライムのクールエイド
    * コーラ、セブンアップ、スプライト等のソーダ類
    日中少なくとも水分をコップ3杯、夕方2杯、睡眠前に少なくとも3 杯摂取すること。なお、水分(透明な液体に限る)は、いくら飲んでもかまいません。赤、オレンジ、濃い紫色の液体は飲まないこと。出血した時、血液と区別がつきにくいため。
  3. 大腸の内部を観察するため、腸内に便が残らないよう下剤(液体)を飲みます。浣腸は使用せず、必ずOral(経口)または Liquid(液体)と明記したパッケージを購入してください。検査日前日の午後2時、遅くとも5時までにはできれば自宅で1回目の下剤を飲みます。
    Sodium Phosphate Laxative(リン酸ナトリウム)の下剤(製品名: Fleets、その他)は、どの薬局でも購入できます。処方箋は入りません。Sodium Phosphate Laxative(リン酸ナトリウム)下剤の使い方前日午後2時: 1.5オンスのリン酸ナトリウムを4オンスの水で溶かし、すぐに飲む。前日午後8時: 1.5オンスのリン酸ナトリウムを4オンスの水で溶かし、すぐに飲む。夜は外出をひかえ、トイレの近くにいるようにしましょう。1時間前後で下剤が効き出します。しばらく嘔気やお腹が張った気がしますがすぐになおります。
  4. 5~6ヵ月以内に心臓発作や心不全を起した場合は、リン酸ナトリウム系の下剤は絶対に使用しないこと。かわりに、看護婦の指示に従ってください。

 

検査前準備の詳細について

 

検査当日の注意

  1. 患者の検査日:
    日付: _______________________________
    時間: _______________________________
    予約をキャンセルする場合は、Medical Procedure Unit(734)936-9250番まで、できるだけ早く連絡してください。
  2. Medical Procedure Unit はミシガン大学病院の2階、ルームナンバーは2B355です。
  3. 砂糖の入っていない飲み物、水やブラックコーヒーなどは、検査の2時間前まで飲んでもかまいません。但し、上部内視鏡検査も同時に行う場合、前日の夜12時以降は絶飲食すること。
  4. 前述の抗炎症剤やその他の薬以外は、常薬があればいつも通り飲んでかまいません。鎮痛剤を飲む場合、検査の4時間前までに飲んでください。
  5. 大腸内視鏡検査には、次を忘れずに持参してください:
  • 処方箋で現在飲んでいる薬のリスト
  • アレルギー(薬に対するアレルギーを含む)のリスト
  • 健康保険カード
  • ミシガン大学病院のブルーカード(診察券)
  • 運転手。検査後、少なくとも12時間は車の運転はできません

糖尿病患者でインシュリンを使用している場合には、その旨を伝え、早朝の予約を取ってください。検査日の朝、NPH、Lente または Novolin 70/30 インシュリンは、通常の服用量の半分だけ服用し、Regular インシュリンは使用しないこと。検査日の前夜に、インシュリンを使用する場合にも、NPH、Lente または Novolin 70/30 インシュリンを、通常の服用量の半分だけ服用し、Regular インシュリンは使用しないこと(また、昼食と夕食には透明の液体以外は飲まないこと)。詳しくは、「糖尿病患者、日帰り手術を受ける場合の注意事項」というパンフレットを参照のこと。

検査日の午前中の服用量: ______________________________

検査日の前夜の服用量: ______________________________

検査

検査前の準備室では、今までの既往症、現在服用中の薬や薬アレルギーについての質問があり、同意書に署名します。

病院のガウン(後ろ開き)に着替えた後、看護婦が点滴注射(IV)を静脈に挿入します。点滴からは安定剤が入り、検査の痛みや不快感を和らげる効果があります。

検査には内視鏡検査専用の部屋を使用し、処置中、看護婦や医師が患者の心拍数と呼吸をモニタできる設備があります。

処置室では、横にして寝ます。麻酔がきき出すと、直腸から内視鏡が挿入されます。内視鏡が大腸のカーブを通過する時には、多少の圧迫感や違和感がありますが、麻酔剤で痛みはありません。また、腸内がよく見えるように空気を入れるため、お腹が張った感や便意があります。この時、我慢せずガスを出してかまいません。検査後には、腸内からできるだけ空気を出す処置を行います。なお、検査の為に組織を採取する場合にも、痛みはありません。

リスク

この検査では危険はほとんありませんが、通常どんな医療処置にもリスクは付き物で、同意書に署名する前に詳しい説明があります。

担当医

大学病院では、医師の巡回制度を取っている為、検査医が診断に当たった医師と異なる場合もあります。いずれにしても、検査には、胃腸病検査に熟練した専門医が当たります。結果については、検査後、患者への簡単な説明があり、検査を依頼した医師へも結果の報告があります。今後の治療方針については、始めに診断を行った医師から説明があります。

回復

検査の後は、Medical Procedure Unit の回復室で家族と対面します。医師から結果や以後の治療方針などの説明のある時には、できるだけ家族が付き添い、患者と共に注意事項を記憶してください。気分が回復すれば、看護婦から自宅での注意事項を聞き、帰宅できます。なお、運転免許を保持したドライバーが自宅まで送るよう、かならず事前に手配しておきましょう。

自宅での注意事項

帰宅前に薬の飲み方や食事の注意を記入した用紙が手渡されます

  • 検査の翌日には、出勤/登校できます
  • 検査後、少なくとも12時間は、車の運転や重機械の捜査はしないこと
  • 検査当日は、法的拘束力のある契約事項や経済上の意思表示など、重大な決断をしないこと
  • 検査後、少なくとも12時間は飲酒はしないこと
  • 検査についての質問は、外来の看護婦詰所までお問い合わせください