アメリカの健康保険は、ほとんど一律な日本と異なり、会社やプランなどにより、なにがカバーされるかが、大きく異なり、カバーされない分は患者さんに請求がいく仕組みになっています。そのため、何がカバーされて、何がカバーされないかをあらかじめ把握しておくことが、法外な請求を受けないコツです。医師が薦めるということと、保険がそれを払うかどうかは、別問題です。たとえば、腹痛で受診して検査を薦められても、その検査は保険で支払われなく、自然に治ってしまうものかもしれず、多額の請求がくるかもしれません。支払われないとわかっていれば、待つという選択もしたかもしれません。また、大人でも子供でも、必要なワクチンは勧められますが、保険がワクチンの支払いをするかどうかで、ワクチンのカバーがない人用の州のプログラムを使用することもできますが、「わからない」では、そのプログラムは使えません。受診の前に、ご自身や家族の健康保険について調べておくことをお薦めします。詳しくは、添付の記事をご参照ください。
アメリカの健康保険(1) 日本の保険との違いと、保険の種類について[Japan News Club 記事・June 2021]
アメリカの健康保険(2) 保険のプランを選ぶのに必要な用語について[Japan News Club 記事・July 2021]
アメリカの健康保険(3)保険のプランで何がカバーされるのか?[Japan News Club 記事・ August 2021]