ズーム妊娠グループ

ミシガン大学日本家庭健康プログラムでは妊婦さんを対象に、日本語による、ズーム妊婦グループによる教育を行っております。2時間の教育プログラムを予定日が3か月以内の妊婦さんと一緒のグループで、一月に一度、4回にわたり行います。他の妊婦さんとの交流をはかり、経験談、ビデオも含めて、楽しく学びます。このグループはすべて日本語で行われ、日本の妊娠ケアとの違いなども話題に上ります。 

グループ妊婦検診は、全米で行われて、高い教育効果やサポートが得られることが発表されていますが、日本語で行われるのは、ミシガン大学が世界で初めてで、2010年から継続して行っております。以前は健診と併せて行っていましたが、2020年からは、コロナ禍の影響でズームで行っております。

利点として、より良い妊娠出産に関する知識の獲得や自己健康管理能力の向上、そして妊婦自身の高い満足度などが報告されています。妊婦が抱える疑問や質問の多くは共通しており、話し合ったり情報を共有することは医師との診察で学ぶ以上の習得が生まれます。妊婦検診と学習の場を組み合わせているため、妊婦にとっては来院の回数を減らせることやコスト面での実利もあります。また、メンバー同士の結束や助け合いも期待できるなどメリットが多いです。 

プログラムの内容

  • 妊娠中の栄養、健康管理 
  • 妊娠中の不快感、乳房のケア
  • リラックス法、妊婦ヨガ
  • 病院にいくタイミング
  • アメリカでの正常分娩の流れ
  • 分娩中の手技や治療に関する詳しい説明
  • 新生児の入浴法、寝かせ方