2週間検診

食事と栄養

一回の授乳量は、2~3オンス (60~90ml) (母乳の場合最低10分) で、授乳は1日に6~8回、2~4時間毎に行う。

授乳のタイミングと量が、まちまちになっても構わない。

毎回の授乳量を必ずしも飲みきっていなくても心配はない。

離乳食は、通常4~6ヶ月に始めるものなので、この時期は母乳かミルクだけを与る。

母乳を与えているお母さんは、バランスのよい食事を心がけ、妊娠用ビタミン剤を継続して服用すること。

 

体の発達、心の発達

人の顔を見る。

視野がまだ狭いので、限られた範囲で物を目で追う。

音に反応する。

腹ばいに寝かせると頭を持ち上げる。

頭を左右に動かす。

抱っこしたり、話しかけたりすることで、赤ちゃんの認知発達を促すので積極的に行うこと。

 

日常行動

1日に6~8回おむつ交換を必要とする。

しゃっくりやくしゃみが頻繁にみられるが、これは正常。

授乳後にミルクを吐き出すことがあるが、噴水のように吐き出すのでなければ正常なので心配ない。

 

事故を防ぐために気をつけること

ベビーカーシートは、後部座席で後ろ向きに使用する。

赤ちゃんを車の中に一人っきりにすることは、絶対にしない。

赤ちゃんが滑らないように、浴槽や洗面台の底にはタオルを敷く。

テーブルやソファー、ベッドの上に赤ちゃんを置き放しにしない。伸びをした時などに落ちることもある。

赤ちゃんを親の監視なしで兄弟やペットとだけの所に置かない。

抱っこする時は、常に赤ちゃんの頭を支える。赤ちゃんの頭を振ったり、揺ったりしない。また、ふざけて赤ちゃんを空中に放り上げて遊んだりもしない。

赤ちゃんの首周りにネックレスやひもを巻き付けたりしない。

おしゃぶり、おもちゃ、お守りなどをベビーベッドにくくりつけたり、上からぶらさげたりしない。

お風呂のお湯やミルクの温度は、必ず確認してから使用する。お風呂はぬるま湯を使用し、温水機は120度F (49度C) 以下に設定する。ミルクを温めるのに電子レンジは使わない。

部屋に煙探知器を設置する。

ベビーベッドの柵と柵の間隔は、赤ちゃんが挟まらないよう2.5インチ (約6cm) 以下のものを選ぶ。

乳幼児突然死症候群 (SIDS) を引き起こさないよう、寝る時は仰向けか横向きに寝かせる。

 

予防接種

生後24時間以内に退院した場合は、外来で新生児代謝スクリーニングテストを受ける。

病院でB型肝炎予防接種 (Hep B) の一回目を受けていなければ、B型肝炎の予防接種は2ヶ月になったら始める。

 

一般的な両親の心配事

つま先が内側を向いている:
生後2週間では正常だが、通常は足全体が曲がっていることはない。

へその緒:
おむつを替える毎に、へその緒の根元をアルコールをひたした綿棒できれいにする。 へその緒の根元は、1ヶ月ぐらい残る場合もある。

にきび:
つぶしたり、こすったりしない。また、ローションなども塗らないこと。1日2回、お湯で洗っていれば2~3ヶ月以内にきれいになる。

入浴:
2~3日おきに入れる。オイルやパウダーの使用は避け、お湯と低刺激の石鹸 (Johnson's または Dove) だけを使用のこと。

泣く:
生後6~8週間は、理由があるなしにかかわらずよく泣く。赤ちゃんの世話がへたなわけではないので、心配しないこと。

激しく泣く:
明らかな理由もなく1日に数時間泣きつづ場合がある。生後2週間位から始まって、6~8週で最も頻繁に見られる。胃腸障害、ミルクアレルギー、また、赤ちゃんの世話の上手下手とは関係ない。特に心配する必要はなく、4ヶ月位までに自然に治る。

へそのヘルニア:
たいてい1~2才までに自然に治る。コインなどをお腹に貼って押したりしないこと。

頭皮の皮脂漏:
脂漏性皮膚炎。心配はいらない。皮脂をやわらかくするために、ミネラルオイルやワセリンを使ってマッサージをして取り除いても構わないし、柔らかい歯ブラシを使って取ってもよい。脂性用シャンプーも効果はあるが、自然に治るので、治療は不要。

排便:
母乳栄養の赤ちゃんは、黄色い水溶便をする。

発熱:
直腸温が、100.5 度F (38度C) 以上なら主治医に相談すること。

兄弟の対抗心:
上の子供たちにも両親とだけの時間を十分にとってあげること。

涙管の閉塞:
温湿布をして、鼻涙管をマッサージするとよい。

乳首の亀裂 (母乳の場合):
乳首のまわりに搾り出した母乳、オリーブオイル、ラノリン、ビタミンEなどを塗る。

家族計画 (避妊法):医師と家族とで話し合う。

 

こんな場合は医師に相談を

音に反応があるか注意し、ないようなら医師に相談すること。

出産後、気持ちが落ち込んだり、理由もなく涙がでたり、赤ちゃんが泣くとイライラしたりどうしてよいのかわからなかったりする場合は医師に相談すること。

赤ちゃんが包皮切除を受けている場合は、順調に治癒しているかを医師に診てもらう。

 

その他

体温計を正しく使っているか医師や看護婦に確認してもらう。水銀または電子体温計を使用し、わきの下か直腸で体温を測る。赤ちゃんの耳管は曲がっているので、耳で体温を測らないこと。