S状結腸鏡検査

このガイドは、S状結腸鏡検査(Flexible Sigmoidoscopy)を受ける患者のための案内です。

S状結腸鏡検査って何?

状結腸鏡検査では、大人の指ぐらいの太さの細長い管の先端に内視鏡を装備した医療機具を使用します。肛門から管を挿入して大腸の下部20インチの内部を観察し、異常や病変の有無を検査します。この検査で、見つかった異常組織やポリープなどが、良性か悪性かを確定診断することができます。また、病変のある組織の一部を採取し、病理学専門の検査室へ組織検査を依頼することもあります。但し、組織検査をする場合でも、必ずしも癌であるとは限りません。また検査中、必要に応じその他の医療処置を行う場合もあります。

内視鏡検査は20分程度ですが、処置前の準備と処置後の回復室で安静を要する時間を含め、Medical Procedure Unit(MPU)での所要時間は少なくとも1時間前後かかります。

 

検査当日の注意

患者の検査日:

日付: _____________________ 時間: _______________________

予約をキャンセルする場合は、MPU まで、できるだけ早く連絡してください:

電話番号は(734)936-9250

MPU はミシガン大学病院の2階カフェテリアの近くで、ルームナンバーは2B355です。

 

検査当日

S状結腸鏡検査には、次を忘れずに持参してください:

  • 処方箋で現在飲んでいる薬のリスト
  • アレルギー(薬に対するアレルギーを含む)のリスト
  • 健康保険カード

 

浣腸の注意事項

通常の食事をし、常薬があれば通常通り飲みます。大腸の内部を観察するため、腸内に便が残らないよう浣腸を使用します。検査の当日、病院へ向かう1時間前に、次の「浣腸の仕方」にならって Phosphateenemas(リン酸塩)の浣腸を2回使用します。Phosphateenemas(リン酸塩)の浣腸は、どの薬局でも購入でき、製品の一例は「Fleets」です。必ず浣腸を使用し、Oral Laxative(経口下剤)や Liquid Laxative(液体下剤)と記載のあるパッケージは使用しないこと。なお、通院時間が2時間以上の場合は、看護婦と相談してください。

浣腸を始める時間 ________________________________________

浣腸の仕方

  1. 左側を下にして横になる
  2. 浣腸ボトルのキャップをはずす
  3. 肛門に浣腸ボトルを4インチほどゆっくり挿入する
  4. 浣腸液を直腸内に残らず注入する
  5. できれば、15分ほど便意をがまんする
  6. トイレで排泄する
  7. 1~6までを続けて繰り返す

 

検査

検査前の準備室では、今までの既往症、現在服用中の薬や薬に対するアレルギーについての質問があり、同意書に署名します。病院のガウン(後ろ開き)に着替えます。

検査には内視鏡検査専用の部屋を使用します。処置室では、左側を下にして横になります。肛門から大腸の下の部分に内視鏡が挿入されます。内視鏡が大腸のカーブを通過する時には、多少の圧迫感や違和感がありますが、看護婦の指示に従い深くゆっくり息をすると楽になります。腸内がよく見えるように空気を入れるため、お腹が張った感じや便意があります。この時、我慢せずガスを出してかまいません。検査後には、腸内からできるだけ空気を出す処置を行います。なお、S状結腸鏡検査は短い簡易検査であるため、麻酔は使用しません。

 

リスク

この検査では危険はほとんありませんが、通常どんな医療処置にもリスクは付き物で、同意書に署名する前に詳しい説明があります。

 

担当医

大学病院では、医師の巡回制度を取っている為、検査医が診断に当たった医師と異なる場合もあります。いずれにしても、検査には、胃腸病検査に熟練した専門医が当たります。結果については、検査後、患者への簡単な説明があり、検査を依頼した医師へも結果の報告があります。今後の治療方針については、始めに診断を行った医師から説明があります。

 

回復

検査後は、Medical Procedure Unit の回復室に移り、着替えの後、注意事項を受け取ってすぐに帰宅できます。検査後は自分で運転して帰宅できますが、家族や付き添い者がいる場合は、待合室が利用できます。検査についてのご質問は、外来の看護婦詰所までお問い合わせください。