静岡 FM-UM プロジェクト

ミシガン大学家庭医療学科では日本の家庭医育成を支援しています

ミシガン大学家庭医療学科では日本の家庭医育成を支援しています

ミシガン大学家庭医療学科の静岡FM-UMプロジェクトとは、故マイケル・フェタース教授の呼びかけにより、静岡県磐田市、菊川市、御前崎市、森町をベースとした静岡家庭医養成プログラム(SFM)の立ち上げを、現地の指導医達をミシガン大学家庭医学科の指導医達がサポートする形で2010年に発足しました。家庭医療の歴史がまだ浅い日本で、日本の医療現場に適した世界水準の家庭医療技能を獲得したいと考えている日本人の若手医師の育成を助けています。家族全員のかかりつけ医となり、地域医療を再生し、超高齢化社会にみられる高齢者数の増加に見合った効果的なケアを提供できる家庭医の育成を目指しています。これまでに、多くの指導医がミシガン大学から静岡を訪問し、外来のサポートや講義を行いました。

現在は、SFMレジデントやクリニカルフェローがミシガン大学で2週間の短期研修を行い、診療、講義、模擬患者教育などを通してアメリカの家庭医療の現場を目にする機会を得られる点と、年数回のミシガン大学指導医による講義やワークショップが、主な交流の場となっています。また、研修カリキュラムの一環として、ミシガン大学および静岡FM-UMプロジェクトファカルティーの指導のもと、レジデントがオリジナルプロジェクトを実施し、家庭医療学研究や研究法(混合研究法を含む)の基礎を身につけ、学会発表や査読論文の出版など、学術活動にも力を入れています。

 

News

2024年4月 SFMプログラムレジデントがミシガン大学家庭医療科にて、米国における家庭医療の現在を学びました

2024年3月 ミシガン大学日本家庭健康プログラムディレクターに就任したミシガン大学家庭医療学科准教授 佐保子リトル医師が来日し、SFMプログラムにてレジデントウェルネスについての指導を行いました

2023年7月 ミシガン大学家庭医療学科フェターズ教授がご逝去されました。20年以上に及び日本における家庭医療の発展をライフワークとされ、SFMプログラムの立ち上げのキーパーソンの一人であったフェターズ教授のご冥福をお祈りいたします

2023年6月 SFMプログラムレジデントがミシガン大学家庭医療学科で研修を行いました。ミシガン大学家庭医療科のクリニックなどを見学し、パンデミック後の家庭医療のあり方などを学びました

2023年4月 ミシガン大学家庭医療学科フェターズ教授が来日しSFMプログラムにて指導しました

2023年3月 ミシガン大学家庭医療学科准教授佐保子リトル医師が来日し、SFMプログラムにて

2022年6月 コロナパンデミック以来初めて、SFMプログラムレジデントがミシガン大学家庭医療学科で研修を再開しました

2022年5月 コロナパンデミック以来初めて、ミシガン大学家庭医療学科フェターズ教授が来日しSFMプログラムにて指導しました

2022年3月12日 オンラインワークショップ「インタビューガイドの作成&演習 Interview Guide Development and Applied Activity」が開催されました(講師:フェターズ(ミシガン大学)、阿部路子(静岡家庭医養成プログラム)、田島千裕(学習院女子大学))

2022年2月19日 オンラインワークショップ「効果的な深層⾯接(In-Depth Interview)を⾏うには ”How to conduct in-depth interviews effectively”」が開催されました (講師:フェターズ(ミシガン大学)、クラブトリー(ラットガーズ大学))

2021年4月24日 オンラインワークショップ「家庭医療研究を始めるために〜5つの実用的研究法の検討〜“Getting Started in Family Medicine Research: Choosing Among Five Feasible Methods”」が開催されました(講師:フェターズ(ミシガン大学)、クラブトリー(ラットガーズ大学))

2015年10月28日: ミシガン大学家庭医療学科レジデント、グレッグ・シューマー医師のSFMプログラムでの研修の様子がNEJMブログ記事になりました

2015年2月24日: Now with video, "Beyond Seppuku: A Multidisciplinary Context to Suicide in Japan"

2015年2月12日:現代日本研究ハンドブック(The Sage Handbook of Modern Japanese Studies)にフェターズ教授が寄稿