静岡FM-UMプロジェクトの成り立ちと歴史

静岡FM-UMプロジェクトは、静岡県より140万米ドルの助成金を受け、静岡県磐田市、菊川市、森町をベーストした家庭医療研修プログラムの確立を支援しています。プロジェクトディレクターのマイク・フェターズ医師は、ミシガン大学家庭医療学科教授および同学日本家庭健康プログラムディレクターを務め、20年近く日本における家庭医療の発展に尽力してきました。

2009年に磐田市立総合病院の寺田雅彦医師、フェターズ医師、二市一町の市長や町長および静岡県内の三病院の院長が集い、日本において効果的なプライマリケアを提供できる技術と知識を持った日本人医師を育てるため、静岡家庭医養成プログラム(SFM)の設立に向けて始動しました。ミシガン大学が受けている助成金は、医療崩壊を食い止めるため、日本政府が地域医療再生基金として交付した8億円の助成金の一部です。

2010年のプロジェクト開始以来、ミシガン大学にはおよそ15名のレジデントやフェローが研修に訪れ、10名以上のミシガン大学ならびに他の米国ファカルティーが来日してプログラムで指導を行っています。また、2010年と2011年には、静岡県の視察団がミシガン大学を訪れ、家庭医療についての理解と交流を深めました。

2014年にはミシガン大学メディカルスクール家庭医療学科長フィリップ・ザゾフ教授が静岡を訪れ、プログラムの指導・診療現場視察や静岡県知事や浜松医科大学学長・副学長と面会し意見交換を行いました。

2010年〜2014年度の活動内容のまとめは下記のリンクをご覧下さい。